ゆかたでおでかけゆかたをたたみながら思い出しました。 8月の終わり、こっちに戻ってくるときに、日本から友達が一緒についてきました。彼女は勤めてたときの先輩。さっぱりしたセクシー美人です。 着付けを習い始めたという彼女、アメリカにゆかたを持ってきていたんですよね。ぜひ夕涼みになどに着てみたいって。私も持っていたゆかたを取り出し、ふたりで着てみました。 「なんかいいんじゃない?」「やっぱり日本人には和服だよね」といいながら、家の中だけではなんだか物足りない・・・。よーし、ここはダウンタウンに繰り出し、茶ーでもしようぜ!ってことになり、勇気を出して出かけました。 折りしも新学期直前の土曜の夜。大学のそばのダウンタウンでは、学生たちがドンチャン・イケイケーと大騒ぎしていたのでした。そのあまりのうきうきぶりに、妙齢の婦人たるわれら二人は少々ひるんだのではありますが、ええい、ままよ、ここで引き返してなるものか、とりあえずはどこかへ・・・そうだ、近くのスターバックスへ!と、足を進めたのでした。 すると後ろから来たほろ酔いの男の子が二人、 「ね、おねえさーん!」(英語だから実際にはお姉さんじゃなくてgirls!でしたが) 私たち、足を速める。 「そういうの、よく着るわけー?」 もつれる足をさらに速めつつ、私、適当に説明。 「それよりさあ、どこいくのー?」 私たち「スターバックスッ!」 それを聞いた彼ら、ぎゃはは、と笑いながら、 「それを着てスターバックスはないでしょー」とさらにからかうからかう。 道行く人もこちらに注目するし! しばらく盛んに声をかけてきた男の子二人ですが、振り向きもせず今や小走りのゆかた女に、もう脈なしと判断したのか、 「じゃ、いいコーヒーを!!」と言って、道を折れていきました。 私たち二人は、顔は真っ赤で、しばらくぜーぜー状態。ン千人の前でモダンダンスを踊ったことのある私も、ビジネスシーンでおじ様相手にバリバリ仕事してたセクシー美人の友人も、かつて、こんなにあがったことがあっただろうか。・・・私たちって、けっこうカワイイのね♪p(*^o^*)q やっとこさスターバックスにたどり着いたころには落ち着きを取り戻し、「あなたたちのキモノすてきね!」なんて言葉に余裕で「ありがと♪」と答えられるようになってました。 そのほかかけられた声の数々: 「あれかわいい!」(黒人女の子同士の会話) 「きれい」(すれ違いざまに、白人女性) 「オー、キモーノー!」(白人男性) 「ギャーッ!」(おそらく日本人の女の子、すしレストランの中から指差しながら) 等々。 久々に、うれしはずかしどきどき気分を味わった私たちへの極めつけは・・・。 帰り道で向こうから来た男の子、私たちに気づき、目を真ん丸くした後、 合掌!!! (-人-)" → 礼!!! ((( (_人_)フカブカ 拝まれちゃったよー!とご機嫌な私たち、まだまだ若いね。 観音様にでもなったような気持ちで帰宅した夏の夜でした。(^^)-Э(2004/9/11) ねこに告白~トホホ話 トップに戻る ホームへ戻る |